労働安全衛生法(安衛法)で学ぶこと
1972年(昭和47年)10月に労働基準法から独立した労働安全衛生法は、労働者の安全衛生面での最低基準を定めるとともに、労災事故が発生しないように国や事業主が防止対策を講じること、労働者もそれに協力する努力義務があることを定めています。
特に安全衛生体制の項目では必要となる事業の種別、使用している労働者の人数により規制が異なるため、細かい所まで押さえる必要があります。
試験問題としては選択式は空欄2つ、択一式は3問が労働基準法(選択式は空欄3つ、択一式は7問)と合算して出題されます。
安衛法の章立て
安衛法は以下の順で定められています。
- 総則等
- 安全衛生管理体制
- 労働者の危険又は健康障害を防止するための措置
- 機械等並びに危険物及び有害物に関する規則
- 労働者の就業にあたっての措置
- 健康の保持増進のための措置
- 事業場の安全又は衛生に関する改善措置等、監督等
2025年(令和7年)での主な改正事項
総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、産業医の選任、健康診断結果報告、労働者死傷病報告等に「電子情報処理組織」を使用して、行政官庁=所轄労働基準監督署長に報告するように改正されました。従来は「報告書を提出」でした。
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